酉の市【浅草 よし田】さんの宝船熊手


ずいぶん久しぶりに、「おとりさま」こと酉の市へ出かけてきました。

酉の市は毎年11月の酉の日に立つ、縁起物の熊手を売る市です。

東京でもいくつかの場所で行われていますが、最も大きな市が浅草・鷲神社のもの。

界隈が身近だった頃は、あの煌々とした賑わいを見ているだけでもわくわくと楽しくて、毎年のように出かけたものでしたが、最近は長らくのご無沙汰。

去年も熊手を求めにと思いながら、予定が合わずに断念。

今年はその反省を踏まえ、前々から予定しておきました。

縁起物ですから、買い損ねることがあってはいけないと、今回は一の酉の始まりと同時に鷲神社へ。

深夜にもかかわらず、すでにたいへんな賑わい。

境内に入ると無数の電球の下、各々趣向を凝らしたさまざまなデザインの熊手が鈴なりに並ぶさまは活気に溢れ、思わず目移りしてしまいそう。

しかし私のお目当ては、ひとつひとつのパーツから伝統的な手法で手作りされている地元浅草・よし田さんの「宝船熊手」。

以前もよし田さんの熊手に憧れて小さなものを買ったことがありましたが、気づけばもう10年以上も昔でした。

つばめボビンの活動を始めてからは、初めてのおとりさま。

まずは小さなものから仕切り直しということで、多くのお客さんで賑わうよし田さんの前でしばらく待ち、人が切れるのを見計らって女将さんにご相談。

キモノに半纏姿が凛として美しい女将さんは、不慣れな私の希望にもにこやかかつ的確に応えてくださり、初めて名前を入れていただきました。

名前の札もまた、丁寧な手描き。

そして、

「お手を拝借」

「家内安全、商売繁盛。……ヨーオッ!」

皆さんの手締めで、盛大に景気をつけていただきました!

伝統的な手わざできっちりと美しく作られた宝船熊手に願いをかけつつ、私も頑張ろう〜。

そう気持ちを新たにした冬のはじめでした。

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