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ライカ10か月


我が家に来た時から、いつ、どこで、どんな風に…と気がかりだった、猫のライカの避妊手術。 ちょうど満10か月を迎えた日、ついに手術を受けてきました。

獣医先生からは、生後1年を目処に、その前に発情期がくれば…とのことだったので自然な流れに任せていたところ、10か月を目前にしたある日、突然ライカがひっきりなしに鳴き続けるように。 それがあまりに苦しそうなので、私も相方もオロオロ。獣医先生の休診日明けに駆け込み、すぐに翌日の手術の予約をとりました。 全身麻酔と入院が心配でしたが、病院では本人が休まらないので、よほどのことがなければ日帰りでとのお話に少しだけ安堵。

そして当日、午前中にライカを送り届けると、私はこの隙に普段はなかなかできなくなってしまった仕事で気を紛らわせようと、久しぶりの印刷屋さん(笑)。

ナプキンクリップとコラージュ羽織紐の台紙などを、ひたすら黙々と刷っていました。。。 夜になり、ドキドキしながらライカを迎えに行くと、獣医先生から手術や今後のケアについてひと通りの説明のあったあと、

「…で。かーなーり、怒ってます」。

途中、ニャーーーーーーゴ! と受付まで聞こえてきた怒り声は、よその子のかと思っていたらうちの子のでした。。。

普段は社交的で可愛らしくしていてあまり鳴かないのですが、実はなかなかに気が強くて。

まぁそこが味わい深いところでもあるのですが…。 私たちの顔を見ても怒りは収まらず、何かと思ったら首からしっぽまですっぽり術後服を着せられ、そのうえ首周りは透明で硬いエリザベスカラーでがっちり。 普通はあまりここまではしないんですが…と、ライカのちょっと神経質な性格を見抜き、大事をとってくれたそう。 ご迷惑をおかけしました。。。 家に帰ってもしばらくは麻酔が残っていて、カラーをあちこちにぶつけながらも歩き回らずにはいられないらしく、ヨタヨタと徘徊。

気が昂っているのと不自由なのとで、なかなか寝付けない様子でした。 翌朝、あまりにつらそうなのでカラーだけ外してあげると、絶望的な不満顔からぱぁっと和らいだ表情に。

(↑この状態、ハンドルをつけたら遊園地にあるあのパンダの乗るやつ………!)

しかし、首が自由になると服を気にしてひっきりなしに舐め続けるので、袖の部分は早々にボロボロ。

お布団の上でゴロゴロするなんて、今までなかったこと。やっぱり調子が悪いとふかふかが心地好く感じるのかな。

3、4日ほどでようやく食欲もお通じも戻ってきて、私たちもようやくひと安心。

そのうちに、傷口がふさがってくると痒くなって舐めるようになるとのことで、カラーを再装着することに。

…とはいえ、病院でいただいたものは大きく硬く、動くのもひと苦労。当のライカも、見せるだけで逃げ出すくらい。 もっと最低限の大きさで、柔らかくストレスのないものを作れないかと100円ショップを眺めていたら、よいものがありました。

子供用のシャンプーハット。 径を調整できるスナップボタンがついていて、これなら着脱も簡単。 まずは太い部分を縦にカットし、ライカの首に巻いてみてサイズを確認。そして幅を揃えるように今度は周りをカットして、糸で縫い留めました。 柔らかな素材のおかげで、加工もラクラク。

柔らかい身体でゴロゴロといろんな姿勢をしてもひっかかりにくく、食事も水飲みも問題なし。 なにより、神経質なライカが意外にもそれほど嫌がらずに、結局2週間近くもつけていてくれたのは本当に良かったなぁと。

獣医先生でも、皆さんに笑ってもらって好評でした(笑)。

手術後はちょっとだけ甘えたさんが増した感じのライカ。 子猫から成猫への最初の大きなイベントを終え、まずはほっとひと息です。

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