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紫陽花のある風景

June 23, 2018

東京では既に盛りを過ぎた感もありますが、初夏になると眼を愉しませてくれる、路傍の紫陽花。
相方が異様に紫陽花好きなせいで、毎年、この時期になると歩きながら紫陽花を見つけては観察し、写真に撮ったりというのが我が家のささやかな楽しみです。

今年は新しい町に来て初めての紫陽花シーズン。
桜と同じで、普段はあまり意識せずに通り過ぎていた場所にも鮮やかな花が咲き、ここにも紫陽花が植わっていたんだと気づく楽しみがあります。

今年のゴールデンウィークは、ライカ(猫)が小さいこともあって、例年のように遠出や旅をせずに家の片付けや整備を中心に過ごしていました。
今の住まいには、前の集合住宅にはなかったバルコニーがあり、洗濯物を干したりと毎日のように出入りすることから、殺伐としたコンクリ床にちょっとだけ手を入れてみる気に。
並べてはめ込むだけの木製パネルを敷いたら、随分居心地のいい感じになり、勢いに乗って以前から挑戦したかったベランダガーデニングも少しずつ始めてみることにしました。


草花といえば切り花一辺倒で、奥の深い園芸には苦手意識が大きかったのですが、ずっと木は好きで、家のなかから好きな木や緑が身近に見えることに仄かな憧れがありました。
気に入った緑や花をひとつずつ増やしていくのも愉しそう。
猫がきっかけにして、私も何かを育てる愉しみというものに目覚めたのかもしれません。

先日、そのささやかなベランダガーデンに、ついに紫陽花が加わりました。
少し繊細な趣の2色のアナベルと、小さめのヤマアジサイ。

 アナベルは好きで長らく苗を探していたのですが、大型の園芸店・オザキフラワーパークで好みの苗との出合いがありました。

ちなみにここはお隣に素敵なカフェが併設されていて、ガラス張りの店内からは屋外の苗や木の売場の緑を借景に飲食ができるのですが、お洒落なメニューやロケーションよりなにより、私が心を打たれたのがお冷やの美味しさ(笑)。
ハーブやレモン、植物の根などを10種類(!)ほどもブレンドしたものを漬込んでいるそうで、複雑で甘みのある奥深い味わい。
味とともに、こだわりとおもてなしの精神までもが伝わってくるようで、嬉しくなりました。今度は食事もしてみたいな。

なにかを育てていると暮らしにリズムや張りが生まれ、つい緩みがちな日常の折々に句読点が打たれるようです。

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